個人事業主の税金開業お役立ち講座

このブログでは現役の税理士である著者が実際にいただいた相談事項をもとにして税金に関する事柄を解説しています。読者登録していただくと泣いて喜びます(ToT)

個人事業主が節税で領収書をもらう時には覚えておこう

 

個人事業主が節税で領収書をもらう時には覚えておこう

個人事業主・フリーランスとして独立して数年間やってきた。
利益も結構出てくるようになったが、税金でかなりの金額が持っていかれる。
経理も独学でやってきたが、領収書などの整理もこれで良いのだろうか?

ただ、世の中には税金を少なくする節税方法がたくさんあるみたいだ。
とはいえ曲がった事はしたくはない。
真っ当な方法であれば税金を少なくできる節税とやらも考えないとな…。

スタートアップからほとんど独学で経理もできる時代になりました。 ただし、その分予想以上に手間のかかる方法を行っていらっしゃる方もおります。

せっかく事業経費として経費に計上できるのに計上し忘れている事も…。 真っ当に経費計上して行けば自ずと税金も少なくなっていたのに!

というパターンも実に多いです。

当ブログでは税理士である管理人が個人事業主やフリーランスの方からいただいたご相談などを事例ごとにご案内をしています。
今回は個人事業主が節税として領収書を扱う場合に焦点をあててご紹介していきます。

個人事業主が節税で領収書を扱う時に多い誤解

個人事業主が節税で領収書をもらう時の誤解

経費にするためにわざわざ領収書をもらう必要はありません

お店や飲食店で会計の度に仰々しい領収書をもらわないと経費にできないと誤解している方が多いようです。 その都度もらっていたら時間もかかるし手間もかかりますよね。

レジで発行されるレシートさえあれば経費に計上して問題ないという事はご存知でしょうか? むしろ税務調査の観点からすれば、手書きの領収書で宛名に「上様」と書かれている領収書の方がよっぽど好ましくないです。

また、たとえ領収書をもらえなかったとしても経費に計上してかまいません。 経費の内容をメモ書きなどで残しておけば証拠は残りますからね。

もしそういう事が多いのであれば、文具店などで「出金伝票」なるものを購入してみても良いでしょう。ダイソーなどの100円ショップでも購入できます。 メモ書きする場合には最低限として下記の情報は残すようにして下さいね。

  • 日付
  • 支払金額
  • 支払先の店名
  • 飲食ならば参加した人の名前もしくは企業名と人数
  • 用途(例:贈答品として)

これらがあるだけで問題はないです。 今までレシートや領収書がないからと諦めていた方も多いのではないでしょうか?

個人事業主でもやみくもに領収書を集めるのは危険

個人事業主やフリーランスが経費にできるのは「自分で使用した」領収書だけです。

なぜこのような当たり前の事を言うのか?と思うかもしれません。 その理由は世の中には領収書の束を売っていたり他人からレシートをもらって経費にしたりする人もいるのです。

こういったものは絶対にもらわない・使わないようにして下さいね。 税務署や税理士など見る人が見れば不自然さにすぐ気付きます。 というのも購入やサービスを受けている場所などがあきらかに他の経費と異なってしまって他の経費と比べて浮くからです。

それだけでなく、事業の状態からすると経費の使い方がおかしいと感じる嗅覚は税務署の人たちはかなり鋭いです。その辺を甘く見ない方が良いですよ…。

個人事業主が節税で領収書を扱う時の悩みとは?

個人事業主が節税で領収書を扱う時に多い悩み

領収書の整理が苦手でどうしても煩雑になる

昔ながらの一般的な領収書の保管方法を見てみますと、きれいにレシートや領収書をスクラップブックに貼って並べているようです。

これは誰が考え出したのでしょうか?正直なところスクラップブックにレシートを貼っていく方法は時間の無駄です。これをしている暇があるならば本業に時間を使っていただいた方が良いです。(税理士がそう指導しているなら悲しいです…)

少しでも簡単な方法としては例えばですが、月ごとに領収書を封筒に入れてしまうだけでも構いません。 恐らく個人事業主さんであればそれぐらいで納まるはずです。むしろ法人でもその運用で十分なところも多いですけどね。

会計ソフトへの経費の入力が面倒

個人事業主ですと経費の使い道をエクセルで集計して管理している人も多いはずです。 そういう方は月の経費をまとめて会計ソフトに計上してしまっても構いません。

エクセルに月ごとにシートで分けてあれば、会計ソフト側では日付を月末にして「振替伝票」でまとめて計上すれば良いのです。

例を挙げてみましょう。

旅費交通費 ○○○円 / 現金or事業主借 ○○○円 11月経費(別途明細有)
通信費   ○○○円
交際費   ○○○円
消耗品費  ○○○円
荷造運賃  ○○○円
こんな感じで月に一度だけ経費に計上すれば、全てのレシートを仕訳で計上しているよりもかなり楽になりませんか?
 
モチロン税務調査の時には経費集計表として残しているエクセルのシートも場合によっては税務署の調査官に見せる必要はあります。
これを実践するだけでも相当経理する労力と心理的なハードルが緩和できる事でしょう。  

個人事業主が節税で領収書を扱うときのアドバイス

個人事業主が節税で領収書を扱うときのアドバイス

経費を集計するならば会計ソフトの使用がおススメ

そもそもエクセルで管理していたもの自体を会計ソフトに集約してしまうという手もあります。

また、先ほどまでお話したのは現金支払による領収書が中心でしたが、クラウド会計(弥生会計も可能です)は預金通帳や外部サービス(Amazonやクレジットカードなど)との連動も楽にできます。

特にサービス系は個人名義で登録するので、個人事業主とクラウド会計の相性は抜群だと思っています。 管理人がおすすめするのは「MFクラウド会計」か「会計freee」です。

簿記を多少でもかじったことのある方は前者、何も分からないという場合には後者がおススメです。 これらは無料期間でお試しする事ともできるので、ぜひ使って自分に会うものを試してみてくださいね。

領収書整理だけでなく税務で悩んだら税理士には一度相談してみては?

ここまで個人事業主やフリーランスの節税のための領収書についてお話しました。業務効率化や節税策の一環として少しでも参考になりましたでしょうか?

他にも税務では様々な点から注意が必要になりますが、あなたの事業やプライベートの状況をお聞きした上でこそ本当に有用なアドバイスが可能です。
であれば一度は税理士に相談してみても良いかもしれませんね。

私のところに相談にいらっしゃる方の多くも書籍やネットで勉強して我流で今まで確定申告を行っていたけれど、実は結構間違えていた事が認識できて良かったという方も多いです。  

税理士と言えば継続的な顧問契約がすぐに思い浮かんでしまうかもしれませんが、当サイト管理人のようにスポットでの相談を行う税理士もおります。

teruozeimu.com

一度税理士を探してみても良いかもしれませんよ?

以上がお伝えしたかった「個人事業主節税領収書」についての内容となります。本稿が少しでもあなたのお役に立てましたら幸いです。