個人事業主の税金開業お役立ち講座

このブログでは現役の税理士である著者が実際にいただいた相談事項をもとにして税金に関する事柄を解説しています。読者登録していただくと泣いて喜びます(ToT)

個人事業主として開業してるのに2019年は確定申告しないという人は一読して欲しい!

開業した個人事業主なのに今年は確定申告しないという方は必見!

開業したは良いけれど面倒なのが一年に一度の確定申告。 事業の方もかなり忙しくなってきたし、開業届は出したけど面倒だ。
計算するのもややこしいみたいだし、確定申告しなくても良いかな。
現に自分の周りも確定申告しないって言っるみたいだしなぁ…。

こういった話は税理士をしていると耳に入ってくる事が多いです。 挙句の果てには「確定申告しなくても大丈夫ですよね?」なんて税理士に聞いてくる事も…。

しかし、本当にそれで大丈夫でしょうか? もし税務署から連絡が来た時のリスクまで考えられていますか?

当ブログでは、税理士が個人事業主やフリーランスの方からいただいたご相談などを事例ごとにご案内をしています。

今回は開業しているけれど確定申告しないという人のために、確定申告をしない事によるリスクや確定申告の仕方について疑問をいただいた事例についてご紹介していきます。

開業しているのに確定申告しないという人の誤解

開業している個人事業主なのに確定申告しないという人の誤解

個人事業主なら法人と違って税務調査は来ない?

法人と違って個人の税務調査なんて来る事はない。そんなの都市伝説だ。

こういった声は本当に誤りです。 現に毎年のように個人の税務調査は行われています。

なぜ個人で税務調査が来ないと考えられてしまうのかと言えば、それは法人よりも個人の方が圧倒的に確定申告をする数が多いからそのように感じるのです。

とはいえ目につくような数字があればすぐに税務署の方では異常値として税務調査対象に挙がります。 税務調査なんて来ないと言っている人は今までが運が良かったに過ぎません。

税務調査があっても単に税金を払えば大丈夫?

確定申告しない状態であっても税務調査があったら、その時に指摘してもらって税金を支払えば大丈夫だと考えていないでしょうか?

しかし、それだと真面目に確定申告している人から不満が出ますよね? という事で税務調査で指摘されて確定申告すると下記のようなペナルティの税金が本来の税金とは別に発生します。

  • 無申告加算税・・・15%~20%
  • 延滞税・・・年利7.3%~14.6%

上記のようにペナルティの税金は非常に税率が高いです。 本来の税金がかなりあるにもかかわらず無申告でいる事は大変怖い事なのです。

こういったところに確定申告しない(無申告)によるリスクがあると言えます。 単に知らないだけかもしれませんが、この仕組みを知っている者からしますと怖くて無申告ではいられないですね。  

個人事業主が確定申告しなくなる悩み

個人事業主が確定申告しなくなる悩み

確定申告書の書き方が分からない

なぜ確定申告しないのかを聞いた事があります。 皆さんの答えで一番多かったのは「そもそも確定申告の仕組みが分からない」でした。

確かに個人事業主だと急に確定申告をしなければいけないと言われてもどうしたら良いのかという状態でしょう。 開業届を出していれば確定申告の時期に確定申告書のしおりや納税のための納付書といった一式書類が税務署から届きます(最近はペーパーレスなのか省略されてきていますが)。

ですから、その時期は郵便物にも注意を払ってください。 開業届を出していなくても確定申告の時期(2/16~3/15)にはそれぞれの管轄で確定申告の特設会場が設けられているものです。 そちらに行けば確定申告書の作成の仕方も丁寧に教えてくれます。

赤字だから確定申告しないでOK?

本来的にいえば確定申告は赤字であればしなくても大丈夫です。

しかし、開業届も出して青色申告の承認申請書も出しているのであれば確定申告した方が良いです。 というのも青色申告だと赤字になった場合は3年間赤字を引き継ぐ事ができるからです。

さらに青色申告をしていて確定申告をしていないのであれば青色申告を取り消しされる可能性もあります。青色申告はメリットが多いだけに取り消されてしまうと勿体ないです。

せっかく青色申告ではじめて開業したのであれば、確定申告するのを強くおススメいたします。

【補足】
税務署への確定申告は市区町村に回されて住民税や国民健康保険の計算でも使用されます。それだけに白色申告でも確定申告をしておくにこしたことはありません。 白色申告で自分は赤字だからと確定申告をしていなかったら、自分で計算した金額が間違えてて実は黒字だったという相談者さんもいらっしゃいました。

そういう勘違いの場合でも無申告加算税の対象になるのは言うまでもありません。 どんな場面で確定申告書の提出を求められるかもしれません。 面倒でも個人事業主は確定申告だけは必ず毎年しておく事を強くおススメしています。 

確定申告しない個人事業主へのアドバイス

確定申告しない個人事業主へのアドバイス

事業の内容を分析する上でも確定申告はする方が良い

確定申告は税金の計算のためだけにするとお思いでしょう。 しかし、確定申告書に添付する収支内訳書や決算書を作成する事で事業として見えるものも多いです。

  • 売上から原価を引いた粗利でどれぐらいもうけたか?
  • 利益率は業界で考えると適正か?
  • 交際費がかかり過ぎていないか?
  • 交通費や燃料代がかかり過ぎていないか?
  • 人件費は利益に対して適正か?

こういった分析も会計ソフトを導入するとかなり把握しやすくなります。

クラウド会計では無料期間がありますし、一度お試しされてみてはいかがでしょうか?

 

思い切って税理士に確定申告を依頼してしまう

確定申告をしなければいけないのは分かった、しかし分かってはいるが腰が重い。 という方は、はじめから税理士にすべてお願いしてしまうというのも良いでしょう。

確定申告のわずらわしさから解放されるのであれば税理士への報酬も経費になるからと考えてみては? 実際にご自身で毎年確定申告していた方も税理士に依頼することで毎年感じていた年明けからの確定申告準備のストレスから解放されたという話もお聞きしました。

あなたのニーズに答える税理士を検索されてみてはいかがでしょうか?

確定申告が無事に作成できるとともにあなたの事業の成功を心から願っております。  

以上がお伝えしたかった「開業している個人事業主が確定申告しない」についての内容となります。 本稿が少しでもあなたのお役に立てましたら幸いです。